第7章 chapter7
ハァハァハァ
ハァハァハァ
視線を落とすと、ブラウスを着たままはだけた胸元
くしゃくしゃに乱れたスカートの隙間から覗く濡れた太腿
「服着てたから…無理矢理シてるみたいで興奮した」
ボソッと言うと歩は
「私も」
と答えた
「歩がこんなにエッチな子だと思わなかった」
そう言うと彼女は真っ赤になった
「あんまりこういうの好きじゃないのかと思ったけど」
ニヤニヤしながら意地悪してあげる
「け、蛍くんこそ!」
「ボク?ボクはいたって普通デショ 男はみんなこーゆーことしたいって思ってる
…だから 気をつけなよ」
そう言っておでこにキスをしてベッドを降りた
「歩がどれだけボクを好きか、ちゃんと分かった
意地悪してごめん。部活も続けていいけど、本当気をつけてよ」
歩はゆっくり起き上がり、コクリと頷いた
そう言えば気になってたこと
合宿の時に保健室で日向に耳打ちされて真っ赤になってた
あれは何だったのだろう
聞けば
「蛍くんが私をお姫様抱っこで保健室まで運んでくれたって
言われたから」
って、どこまでもボクのことばっかり
それだけのことだった