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aslan
第10章 夢のあと
十字架を刻んだセツナの墓に
白い百合の花束を供える
祈りを捧げ
立ち上がったリンの背後に
田嶋の姿があった
セツナの墓を見つめたまま
リンは独り言のように言う
『…………私は……この時をずっと待ってた…………今度こそ…ちゃんと狙って……レイ……』
そう言ったリンの表情は
晴れやかな笑顔だった
静かな墓地に
冷たい銃声が響いた
《 aslan end. 》
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