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GIFT 【R18】

第7章 過去




その夜
響也はベッドの中で
とても優しくナナに触れた



それは
まるでこわれものを扱うかのようだった



ナナの過去を知って
響也はこれまで以上に
彼女を大切にしたいという気持ちが溢れてくるのを感じていた



深く沈める度
響也の首にしがみつくようにして
小さな鳴き声を漏らすナナに


響也は
祈るように口付けた



愛しくて

愛しくて

苦しい程



ナナの熱い体温を感じながら



" このまま ひとつに溶け合えてしまえたらいい "



そんな事を考えていた







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