第3章 1ヶ月後※
思いがけないリサの言葉に
サトルは優しく微笑んだ
「……好きに…なって…」
そう言って
リサの唇にそっとキスした
「………苦しくても…怖がらないで…………こんな風に……自分の気持ち伝えて…」
サトルの唇から
彼の想いが溢れるほどに伝わってきて
リサは
溺れてしまいそうになりながらも
必死についていった
舌を絡ませ
ひとつに溶け合うようなキスに
リサは瞳を閉じて全てを委ねる
次の瞬間
身体中を貫くような快感が走った
『……んんっ…!』
最奥まで一気に沈められたリサは
息が出来なくなる
『…………っ……』
苦しそうに眉根を寄せると
リサはシーツに爪を立てた
サトルは身体を起こし
リサの腰を抱えた
そして
彼女の呼吸が少し整うまで待つと
深い場所に押し付けるように動かし始めた
『………ん…………ゃ……』
最奥を執拗に責められ
全身が痺れる
リサの身体の奥に
疼きが生まれたのが分かった
『……ゃ………ぁ……』
キツく締まっていたリサのナカが
ヒクヒクと動き出すのを感じたサトルは
リサに覆い被さるようにしてベッドに両手をついた
腰を大きく引いて
ゆっくりと沈めていく
『……ぁぁん…………も………ダ…メ……』
リサの腰が次第に揺れ
太腿に力がこもってくる
胸の下に組み敷かれ
眉根を寄せて顔を歪めるリサは
とても妖艶だった
サトルは
誘うように開かれた唇に
激しく口付けた
「………リサ……………綺麗だよ……」
『………ん…………サトル………』
リサのナカに
何度目かの波が押し寄せた
そして2人は
熱く溶け合ったまま
遠い場所へと攫われていった
サトルの頭の中の警報は
いつの間にか
聞こえなくなっていた…