第2章 狂喜なストーカーへと変貌してしまっていた悟さん
私は以前すんでいたアパートから海が見える景色が評判だという中古の一軒家を購入決意し、
静かに暮らしている。
ここに悟さんがいないのは心中後悔しているものの新しい生活を開始したからには最初からやり直さないといけない!
~♪
「誰だろう?どちら様、で・・・」
「やあ。久しぶりだねさとみ。」
眼光炯炯【がんこうけいけい】に気色満面な悟の姿が瞳にうつった一秒後、私は周章狼狽になってしまって立ち尽くす。
「ひっ!?悟さん。あなた、どうしてここが分かったの?教えていないのに・・・!!」
「状況が全く理解できないね。どうやって探索したのか。これを拝見して君がここにいるのを把握したんだ。」
僕が彼女に見せたものは、スマホのアプリ
GPS機能だ。
別れる前に浮気してるのかチェックするために
こっそり内緒でダウンロードをしておき
証拠をつかめるのにちょうど良かったので
出かけていた時にだけ細かくチェックをしてた。
ずっと何も知らないふりをして過ごしてきていたけど。これが役にたつ時がやって来るなんてね・・・