第1章 ※恵風和暢 【不死川実弥】1
進むたびに「あっあっあっ」と切ない声が漏れる。あやはずっと鳴かされている自分の声が恥ずかしくなり、手の甲で口を押えるが実弥に「声、聞かせろォ」と外される。
「あやサン、もっと息吐け、きちぃ。ほら。」
また口を実弥の唇で塞がれ、指はぐりぐりと蕾を転がす。
「んーっ・・あっ・・んん。」
ぐいぐいと実弥の腰は奥に進んでいき、圧迫感で苦しくなった。あやは、顔を背けて塞がれている口を外し、「はぁー、はぁー、はっはっ・・」と肩で息をする。「あっあっ」突然、ぞわっと背中に鳥肌が立ち、「ひゅっ」と息を止めてしまう。
「だから、息してくれよ。あと少しだァ」
潤んだ目でチラと実弥を見る。一瞬実弥が泣きそうな顔であやを見た。
「ん。ふー、ふー・・。あっあっ・・・ん。」
痛いような内臓が押されるような何とも言えない感覚が怖く、腰が引けてくる。実弥は腰を逃がさない様にぐっとつかみ、さらに押し込む。こつっとあやと実弥の恥骨同士がぶつかると、すぐにがっがっと激しく腰を動かし始めた。
「あっあっあっ、実弥・・・。」
あやの目からはぽろぽろと涙が出始める。
痛かったのが奥を衝かれるたびに、少しずつ頭がとけそうなゾクゾクした感覚になっていく。
衝かれるたびに、あやの体がびくんびくんと反応する。実弥は少し角度を変えたり、速さを変えたりし中をしばらく楽しむ。
「すげぇ。びくびくしてやらしいな。」
「も、そろそろ出すぜェ」
さらに速く腰を動かすと、あやの中のものは体積と硬度を増していき、限界が近いのが分かった。
「・・・つっ・・んっ・・っふーー。」
荒い吐息に合わせ、膨らんだものはビクンビクンと精を吐きながら痙攣する。あやの腹の奥にじわっと温かさが広がる。
実弥は余韻に浸ることもないまま、まだ大きなそれをずるりと引き出す。
「・・・気ぃ済んだかよ。さっさと服着て帰ってくれ。」