第2章 ※恵風和暢 【不死川実弥】2 完
「あっ・・あっ・さ、ねみ・・・あ、あ、あ、あ、・・んんっん!」
あやは体を強張らせ、実弥にしがみつく。
「・・・つっ・・いいぜ、あやサン、俺も・・んっ・んっ・んっ・・ふーっ。」
ぶるっと体を震わせながら、数回に分けてあやの中に白濁とした液体を放出する。
実弥はあやの体をぎゅっと抱き締めると体を離し、あやの顔を見る。まだ荒い息を整えながらあやも実弥を見る。
「あやサン、どうだぁ?俺の成長を感じたかよ?」
穏やかな笑顔で訊いてくる。
「うーん。ふふふ・・・。及第点かなぁ・・。」
と首を傾げながら笑顔で答え、ちゅっと実弥に口づけする。
「へぇ・・・あやサン、あれで及第点ねェ・・・で、まだそんな誘ってる顔してんだな。・・・お望み通り、何回でもやってやるぜ。」
実弥はにやっと笑いながら、あやの顔を見る。
「あーー!!待って待って実弥。誘ってない。ねー・・おはぎ持って来たから、ちょっと・・待って・・。」
身をよじりながら逃げようとするあやを捕まえ、背中に舌を這わせていく。
「あやサンが煽ったんだぜェ。次の望みは後ろからか。」
「違っ。。。あっ・・・ああ。」
その後も何度も何度も求められ、声が枯れ、体中に口づけの跡が残った。数刻後やっと解放されたが、あやは起き上がれずに天井をぼんやり見ていた。そんな様子を満足そうに眺めながら、実弥はあやが持って来たおはぎを食べている。
あやは少しムッとした顔で、
「師範、継子としての私の力はどうでしたか?」
と尋ねてみる。
「あやサン、いつもみたいに実弥って呼べェ。・・・継子として?全然なってねぇ。体力なさすぎだ。これ食べたらも少し付き合え。」
「・・も、無理。私・・・継子辞退します!」
「今更、辞められねーよ。あやサン。」
実弥がニヤッと笑いながら、あやの前にお盆に載せたおはぎとお茶を持ってくる。
「ほら、あやサン、動けるか?食べさせてやろうか?」
と実弥はあやの顔を覗き込んで頭を撫でながら言う。
「・・・実弥のその飴と鞭、癖になりそう。」
「もうなってんだろ?」
🍃 恵風和暢(完)