第6章 戦支度※
ぐいっ
『、っ?!、、ジェハ?』
作戦会議を終え自室に向かう途中、急に腕を掴まれ船内の一室に引き込まれる。
そこには、少し怒った表情のジェハ。
「どうして言う事を聞いてくれないんだい?クムジの手の内に行くなんて危険過ぎる。」
『危険なのは今に始まった事じゃないでしょ?これで最後の闘いにしたい。その為には少しの無茶だってする。それに、あたしはそんなに弱くない。知ってるでしょ?』
「ヨナちゃんやユン君を守りながら全力で戦える訳無いだろう?それに、、」
ジェハが押し黙る。
『ジェハ?』
「、、君は綺麗だ。贔屓目じゃ無く。もし、クムジに目を付けられたら、、。」
不安そうにあたしを見るジェハ。
あぁ。
何だか愛しいな。