第12章 いざ合宿
お風呂から上がり、
髪を乾かして、支度を整え
補習室に向かった。
今日は初日なので
補習は9時から就寝時間の10時までの1時間だけ。
期末テストの反省点を振り返り終了となった。
明日からの補習はミッチリやるつもりだ。
寝る時間を削って。
なので、教師もゆっくりできる時間は今日しかないである。
「さぁ!やるわよ!
イレイザー!ブラド!!!」
ピクシーボブが気合いを入れて
どこからともなく持ってきた簡易的な麻雀卓を設置し、位置に着く。
私は先ほど生徒の就寝の見廻りから帰ってきたところで、消太くんとブラド先生が打合せをしているところに報告にきていた。
「ピクシーボブ、気合い入ってますねー!」
「あったり前じゃない!!!
この歳になるとチャンス掴むのも命懸けなのよ!!!」
目が血走っていて少し怖い。
虎さん、マンダレイ、ラグドールも部屋にやって来たので私は用意してあったおつまみを冷蔵庫から持ってくる。
お酒はプッシーキャッツの皆さんが用意してくれていた。
「「カンパーイ」」
「いや〜、初日お疲れ!」
「今日の功労賞はクラウディアだな。」
「いえいえ、無理をお願いしたのはこちらですから!」
虎さんとラグドールと一緒にソファーに腰掛けて缶ビールで乾杯した。
ピクシーボブ、マンダレイ、ブラド先生、消太くんは麻雀を始めている。
私はルールを知らないので不参加。
そもそも消太くんは負けたら誰を紹介するつもりなんだろう。
友達ってひざしくんくらいしか思い付かないんだけど……。