第1章 💙💛 塩キャラメル
コロナ禍で密を割ける目的で
補講の曜日は学年ごとに決まってて、
しかもクラスごとに時間が違う。
ニノと2人っきりで更衣室で着替える。
ニノ「大野、補講だったんだ。」
ニノは結構そっけない。
シャツを脱ぎながら
あんまり興味なさそうに言われた。
でも話しかけてくれたことが嬉しくて、
俺も着替えながら答える。
「あぁ…タイム切れなかったんだよね。
相葉ちゃんに、大野の泳ぎは無駄が多いって言われたし。
まさかニノと2人とは思わなかった。」
ニノ「みんな速いよね笑」
ニノが笑いながら話してるように聞こえて
思わずニノの方を見た。
ニノの方を見ると上半身裸で、ベルトに手をかけていた。
その真っ白な肌と割れた腹筋が何だかアンバランスで
でも美しくて目が釘付けになる。
ニノが俺に気づいて目を合わせる直前に慌てて目を離す。
ニノ「早く着替えないと間に合わないよ?」
「あっ、ごめん。急ぐわっ…」
俺は急いで着替えてプールサイドに向かった。