第6章 結び ＊

「陽奈子…わかるか？君の愛らしい姿に、こんなにも胸が高鳴っている。俺に身を委ね、全てを感じてくれ…可愛い声で鳴く君を…もっと、見てみたい。」

口元を押さえていた手も杏寿郎によってそっと剥がされる。


そう言われると陽奈子は顔を真っ赤して手で覆う。

「杏寿郎っ…もう無理っ！恥ずかしすぎてどうにかなっちゃう…」

あまりの恥ずかしさに陽奈子はギブアップ寸前だった。

「まだまだ序盤だぞ？それとも…ここまできて、やめるか…？」

以外と負けず嫌いな陽奈子なら食い付いて来そうだと、服の下に手を入れながら陽奈子を煽る。
直で触れる杏寿郎の手に敏感に反応する陽奈子。

「ひゃっ…んぅ、や、やめないっ！」

それを聞くと「ふっ」と笑いながら、下着の上から二つの膨らみを揉んでいく。

「あっ！」

下着の上からでも分かるくらい、突起しているそれに触れると、身体がびくっと跳ねる。
そのまま手を下着の中へ滑らせ、中心の蕾に触れると、身体がしなりまた一際に声が上がる。

「…んあっ！きょっ、はぁっん…あっ」

その声に杏寿郎もどんどんと引き込まれて、自分の自身の下腹部に熱が集まるのを感じた。

服を捲し立てて、陽奈子の膨らみが露になる。
それと同時に火傷の後がよく見えた。
杏寿郎はそれに口付ける。

「…陽奈子、綺麗だ。」

そう言いながら二つの膨らみを揉み、口付けていくと下着をはずそうと試みる。

が、初めての女物の下着に手こずってしまう。

「…杏寿郎っ、私が外すよ…」

そう言って陽奈子が少し起き上がり、下着を外す。
まだ恥ずかしいからか、両腕で膨らみを隠す。

「陽奈子、見せてくれ…」

再び陽奈子をベッドに寝かせると、膨らみを押さえているその両腕を優しく掴み、左右に開く。

「やぁっ、は、ずかしいから！あんまり、見ないでっ」

顔を横に反らす陽奈子の顎に手を添えて、口付ける。

「んっ、はぁ…杏寿郎っ…」

「陽奈子」

優しい声で、落ち着かせるように名前を呼ぶ。
そうすると不思議と恥ずかしさが和らぐ気がしたのだ。

杏寿郎は二つの膨らみにそっと口付け、突起を口に含む。

「ひゃぅっ！んぁっ」

突起を舌先で転がしたり、甘噛みをすればまた蕩けそうに甘い声で鳴く。