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し ん あ い【鬼滅の刃/煉獄/R18】

第1章 出逢い




春の暖かい木漏れ日が、私を優しく包んでくれる



ふわっとそよ風が吹くと満開に咲いている桜がヒラヒラと舞い、春を感じさせてくれる。







私は緋里陽奈子。

この春、無事に専門学校を卒業し、夢だったアンティークカフェで働きます!
今日から初出勤なのでカフェに向かってるはずなのですが…



「緊張するな~…、って、あれ?!この道じゃなかったっけ?!」

そうなんです。私、極度の方向音痴ってやつなんです。地図を見ても逆方向へ行ってしまうんです。


「初日から遅刻はまずいよー!!スマホ!お店!電話ーー!!」

慌ててバッグからスマホを取り出す。
はずなのに、スマホが見当たらない。
家に置いてきてしまった。

もう泣きたい。

頭を抱えて、パニックになっていると声をかけられた



「もしもーし?大丈夫ですか?」


振り返るととっても優しそうなお姉さんがいた。

「う、うわー!すみません、お願いです、スマホを貸してくださいー!!遅刻しちゃうー!」

「?えぇ、いいですよ。はい、どうぞ」

「あああありがとうございますー!」

その時陽奈子の手から地図がはらりと落ちてしまった

「何か落ちましたよー?…あら?」

そのお姉さんは地図を見て固まる

「お嬢さんはこのお店に行きたいのですか?」

「あ、はい!そうなんです、実は今日が初出勤でお店の場所が分からず困っていたんです…スマホも家に忘れるし…」

「そうだったんですね!ちょうどよかった、それでは私と一緒に行きましょう」

お姉さんはにっこりと笑って私の手を取り、歩きだした

「(わぁ!慌てちゃって顔よく見てなかったけど、すっごく綺麗な人…)お、お願いします!」


お姉さんはこの辺に住んでる人なのかな?っと考えているとカフェに着いた。
どうやら一本道を間違えていただけらしい
恥ずかしすぎる。

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