第7章 インスピレーション【画家】
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ガチャ、扉が開く音が聞こえた。
私は息を潜めて、気持ちだけでもベットの下の奥に潜り込んだ。
エ「あーあ、今日の試合も僕の芸術の価値は素晴らしかったのに…あの白黒のやつ…!」
エ「白と黒の両方を一緒に描けって言うから描いたのに…僕だけ逃がして他は吊るとか聞いてない…!」
そう愚痴りながらベットにどさりと勢いよく座ったエドガー。
『っ!』
私は一瞬、声を出しそうになったがなんとか抑えた。
エ「服もドロドロになったし…着替えよ。」
ぱさり、私の目の前にワルデンさんの赤いマントみたいな羽織ってる服が落ちた。
何故だろう少しドキドキする。
クローゼットを開ける音が聞こえた。
エ「なっ…なんだこれ…!?」
____そう反応が来ると思っていた