第7章 インスピレーション【画家】
ワルデンさんが去ってから辺りはシーンとした。
そして、誰かが口ずさんだ。
「また、癖のつえーやつが来たな。」
「あぁ、そうだな…」
「…仲良くなれるといいんだけどなぁ」
あの感じだと難しそうだった。
仕方ない…ここはルイスちゃんのお出番ですな!!!
『私に任せて、絶対にみんなと話したくなるようにしてやるんだから』
『ふっふっふっ…』
他のサバイバー達が私の顔を見て、引いていた。
それもそうだろう、何かよからぬ事を考えているに違いないとみんなが思っていた。
暗黙の了解って言うやつだろう。
みんなわかっているので、助けることもないだろう。
後に後悔することを知らない程の笑顔だった