第7章 インスピレーション【画家】
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部屋から出て大きな部屋に移動した。
ガチャ、扉が開く音がした。
そこに居たのは赤い服を纏った女の子?男の子?か分からない中性的な顔をした子だった。
エ「この子が新サバイバーよ。挨拶して。」
エ「……エドガー・ワルデン」
エ「みんな仲良くしてあげてね」
「よろしくな!!!」
「歓迎会しよーぜー!」
「女の子なのか?」
「いくつなのー?」
「どんな絵描くのー!?」
一斉にみんなわちゃわちゃしだす。
画家君の身体が少し震えだし、冷静に声を出してこう言った。
エ「…宜しくするつもりはあるけど馴れ合うつもりは無い。」
エ「ゲームにおいては僕の芸術の価値を下げるような事はしないでくれ。」
エ「君たちの戯れに付き合う時間があるなら、僕は絵に費やしたいんだ。だから邪魔しないでくれ。」
エ「体たらくなお遊戯をどうぞ楽しんで。」