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裏夢短編集 【第五人格】

第7章 インスピレーション【画家】



×××

部屋から出て大きな部屋に移動した。

ガチャ、扉が開く音がした。

そこに居たのは赤い服を纏った女の子?男の子?か分からない中性的な顔をした子だった。

エ「この子が新サバイバーよ。挨拶して。」

エ「……エドガー・ワルデン」

エ「みんな仲良くしてあげてね」

「よろしくな!!!」

「歓迎会しよーぜー!」

「女の子なのか?」

「いくつなのー?」

「どんな絵描くのー!?」

一斉にみんなわちゃわちゃしだす。

画家君の身体が少し震えだし、冷静に声を出してこう言った。

エ「…宜しくするつもりはあるけど馴れ合うつもりは無い。」

エ「ゲームにおいては僕の芸術の価値を下げるような事はしないでくれ。」

エ「君たちの戯れに付き合う時間があるなら、僕は絵に費やしたいんだ。だから邪魔しないでくれ。」

エ「体たらくなお遊戯をどうぞ楽しんで。」

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