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裏夢短編集 【第五人格】

第6章 シニカル【傭兵】



『ありがとうアユソさん。勇気出たよ。』

カ「レディーの力になれたら何でもいいさ。」

私は厨房を立ち去り、自室に帰ってきた。

×××

これは甘えになるかもしれないが、あと1回だけナワーブと話が出来たらしよう。

無理そうなら、もう断ち切るしかない。


そう決心した夜だった。


次の日の試合で、嫌がらせなのか知らないが、構成が終わっていた。

空軍、傭兵、オフェンス…所謂…脳筋パーティーだ。

ハンターも流石にやる気が出ないらしく、攻撃をしてこなかった。

その時、ナワーブと話せるかどうかを確かめようと、ナワーブの方に行った。


____行かなければ良かった


ナワーブの後ろ姿を見つけて話しかけようとした瞬間…

『あっ!なわー………ぶ…ッ』

ナワーブとマーサがキスしている所を見てしまった。

やっぱりあの二人はそういう関係なのかもしれない。


あぁ、もう無理だ。

断ち切るしか方法はない。
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