第5章 嫉妬に溺れる【探鉱者】
諦めようとしていたのに…起きたら繋がっていた状況なんて誰もわかりやしないだろう。
せっかく蓋したはずなのに……また溢れてくる…
私はキャンベルの行動に意味がわからなくなり、涙が止まらなくなった。
『ッッ…ん゛…ぐすっ…ふ……もう…ぁあ゛…こんな、ことっ……するの…やめ゛…ッッッッ…てぇ゛…!!!』
そんな私の声は聞こえていないのだろうか…?
キャンベルは止めてくれない。
好きな人に抱かれるのは嬉しいが、今の状況だと嬉しよりも困惑が激しい。
『ぁあ゛ッッッッ……どぉ…じ…て゛…こんな…ことっ…んぁ゛…』
涙で視界がぼやけて、彼の顔も見えない。
ノ「…どうしてこんな事されてるか、分からない?」
『わか…ぁ……る…んッ…はず…ないっ!』