第4章 身体は口ほど素直 【墓守】
今日の試合は最悪だった。
場所は赤の教会。構成は墓守、冒険家、祭司
2台暗号機を上げた所でいきなり雨が降ってきて、試合は中止になったのだが……かなりの土砂降りだった。
幸い私は教会の近くにいたので、少しだけ濡れたがびちょ濡れにはならなかった。
ほかのメンバーのうちの祭司と冒険家はハンターと小屋で雨宿りしているみたいだ。
雨が降るのはもう慣れていたはずだった…しかし、トラウマは取れないんだな……
あの墜落事故が起こったのも、こんな土砂降りだったな…
雨は私を思い出させる…私の大切なものをたくさん奪っていった。
教会の中で雨が降る音が反響している。
あぁ、このまま居たくは無いと感じた私は小屋まで濡れてしまうけど走ろうと考えていた。
教会の出入口付近まできて1歩外に踏み出そうとした時__
?「おい、今は雨だ濡れるぞ。」
後ろから声が聞こえてきた。
振り返った私は気にせずに走ればよかったと後悔せられることになる。