第3章 好奇心は時には狼を見せる 【囚人】
×××
それから2時間後
何回も何回もルカの媚薬の効果が切れるまで、私は抱かれていた、
気を失ったら、電流で起こされまた快楽に溺れさせられて…
みんなが帰ってくるまでずっと…
満足感と好意が満たされ、理性をぶっ飛ばすのは余裕だった。
ご飯も食べる気力も無くなり、その日は彼の部屋で眠った。
私が起きたら彼も起きていて、こう言われた。
ル「おはよう。これからは恋人としてよろしく頼むよ。」
と言って、おでこにキスを落とした。
胸が痛いのもそうだが、腰が産まれたての子鹿のように震えていて起き上がれそうにない事の方が今の私にとって大変だった。
『っ!そうだ!!恋人!?』
ル「あぁ、君が私の子も 事好いているのは知ってたし、私も君のことが好きだよ。」
『ッッッッ!』
涙が溢れて、動かないからだを無理やり動かして彼に抱きついた。
『絶ッッッッ対に…!離さないから!』
ル「あぁ、私もだ。」
時に好奇心は裏切り、ましてや、相手が悪いと普段見えない部分を丸出しにすることになる。
狼のような彼は私を扱うのが上手い。
好奇心は時には狼を見せる
(終わり)