第9章 ヒステリックナイト【納棺師】
男性サバイバーには一切興味がないのだろう。
女性サバイバーの何人かが、その傷跡が残っていた。
どうやらその吸血鬼に噛まれた人達は噛まれたこと自体を忘れているらしい。
忘却の能力でもついているのか?
私にはさっぱり分からない。
吸血鬼を見つけ出すことも出来ない荘園の皆は1度冷静になって話すことに決まった。
人が殺された訳じゃないため、みんな焦っているようには見えなかった。
その焦りは明日に見れることだろう。
私はまだ知らない。
この時ちゃんとこの荘園に居る吸血鬼を探せば良かったと。
あんな……ミステリックな夜が来るなんて…思いもしない。