第9章 ヒステリックナイト【納棺師】
今日も私は夜の森に出掛けて、依頼人の話を聞く。
暗殺者なんて世間からしたら受け入れる事は許されない存在だ。
それでも__私の道はここにしかない。
ナイチンゲールには、しっかり説明をしている。
週に2回だけ外出許可を貰うことが出来た。
暗殺をしている私に仲間と連携を取って、庇うなんて笑わせるのもたいがいにして欲しかった。
殺意の波動も無く、〝仕事〟と隔てる私も私だ。
そんな日々を送っていた。
ある日のこと、いつも通り依頼人の元へ容姿を一切見せず、黒いローブを被って男か女かも分からない謎の人物だと思われているだろう。
依頼人の依頼に成功し、報酬を頂いた後。
エウリュディケ荘園に帰ってきた。
その時の時間はとっくに就寝時間を過ぎており、深夜の2時くらいだった。
トイレか何かでたまたま集まったであろう女子サバイバー達が食堂で噂話をしていた。