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鏡の国で魔法にかけられて…‧*˚✩︎‧₊˚【ツイステ】

第6章 ジェイド 危険なうつぼの狂愛꙳✧˖°⌖꙳


「っ…!!!あぁっ、んぁぁぁっ!」
告げられた"現実"に恐ろしさを感じているのに、身体はまるでそれを悦ぶかのように先輩のものをきつく締めつけてしまう。

「おやおや、貴方もそれを望んでいらっしゃるようですね?では、作りましょう。僕たちの可愛い稚魚を。」
圧力を感じる笑顔に背筋が凍り、"だめ、だめ"と必死に首を振っても、がっしりと掴まれた腰の拘束は強まるばかりで。
何度も体位を変えて、深く繋がり合って、中にたくさん熱を放たれて…意識を飛ばしては、強烈な快感で強制的にこちらに引き戻される。

「10匹でも20匹でも…。稚魚は多ければ多い方が良いですね。うふふ。」
身体を震わせ絶頂を迎える度に、先輩は蕩けそうな笑顔でうっとりと私を見つめる。

「先ぱっ、あぁっ、もぅ…待っ…やぁぁっ!」
「稚魚が出来れば…莉冬さんは…ずっと僕の側にいてくれるでしょう?帰るなんて…言わないでしょう?」
普段の先輩からは想像ができないほど弱々しい声に、どくっと心臓が跳ねて、揺れるオッドアイの瞳から目が逸らせない。

どうして?どうしてそんなに悲しい顔をするの?
こんなにも愛し合って繋がって、何度も確かめ合っていても、先輩の心を満たすことはできないの?

先輩の愛は、きっと普通じゃない。
異常な嫉妬や独占欲に命の危険さえ感じる。
だけど…その強引で歪んだ狂愛も、たまらなく愛しくて、苦しくて、嬉しくて、切なくて、幸せで…
まるで迷子の子供のように震える先輩を包んであげたくて、衝動的にぎゅっと強く抱きしめる。

「莉冬さんだけなんです。嫌われても、恨まれても、もう貴方を手離すことなんて出来ないっ…」
「先輩、好き、大好き。来年も再来年もその先も誕生日をお祝いさせてください。私とずっと一緒にいてください。」
「っ…!」
潤んだ瞳で微笑んだ先輩の顔は、まるで初めて恋を知った少年のように、なんだかとてもあどけなくて…
私はこの日、初めて先輩の素顔を見た気がした。

「誕生日の素敵な贈り物には、誠心誠意のお礼をしなくてはいけませんね。何も考えられなくなるほどにヨクして差し上げます。」
「えっ…もぅ…あっ、あぁっ!」
「今からが本番ですよ?ふふふ…」

その後も先輩の狂愛は三日三晩続き、意識を飛ばしては魔法薬を飲まされ、無理やり回復させられ…朝か夜かも分からないまま、貪られ食べ尽くされた。
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