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【グノーシア】【短編集】宇宙を漂う船の中で

第4章 My sweet honey【沙明】


「ふふ、ごめんね。からかいすぎちゃった」
ったく、ホントだよ……
俺のことずっとからかってると、イケナイ目に合うかもしんねーのに、なァ?
「そうだな。んじゃ、お詫びとして身体で支払ってもらうぜ……」
そのままツバサの頬に手を添え、唇に噛み付く。
突然のことに驚きが隠せないのか、ツバサは目を見開いて固まり、俺のなすがままになっている。
俺はそれをいいことに、舌でツバサの唇を割って、ナカに侵入した。
歯列をなぞり、上顎を舌先でくすぐって、奥へと逃げる舌を捕まえて絡める。
「ぁ……ふぅ、んん……」
はふはふと必死に酸素を求めるツバサ。
呼吸すら飲み込むように、熱くベーゼを交わした。
刺激に反応しているのか、時折ビクリと肩が跳ねている。
アーハァ、身体は正直だな。
そろそろ呼吸が本気で苦しくなってるだろうから、ベーゼから解放してやる。
「はぁ……はぁ……ん……」
「この続きはベッドで、な……?」
耳元で囁き返す。
力が抜けきったツバサは、俺のほうに持たれてかかっていたが、囁いたことで耳に吐息がかかり、ビクッと跳ねた。
「きょ、今日は、ダメだよ……ジナとSQにバレちゃうかもしれないじゃない……」
「二階に客室作るんだぜ?マイホームは防音だし、バレっこねーよ」
かあああ、と徐々に頬に紅がさす。
俺と欲に押し負けて、こくりと小さく頷き、了承の意を示した。
ハッ、さすが俺からのンーフーのお誘いにゃ弱いな。
まァ、これまでもコイツの身体にいろんなコト教えてきたし?これからはもっと先のコト教えるつもりだし……なァ?
「続きはベッドでな」
「うぅ……」
ちっとからかいすぎちまったな。
でもお前がからかってきたのが悪ぃんだぜ?
そしたら俺が倍にして返すに決まってんだろ?
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