第126章 雑務の手伝い
「食べる順番とかありますか?
……こんなことするの初めてなので、
どうしたらいいのか
よく分からないんですけど……」
エマが若干
困惑した表情を浮かべると、
「エマの好きなように
食べさせてくれたらいい。
私もこんなことをしてもらうのは初めてだから、
君の思う通りにしてもらいたいな。」
エルヴィンは優しい表情で
エマに笑いかけた。
「……エルヴィンさんの
初めてをさせてもらえるの、
なんか嬉しいですね。」
思わず本音を漏らすエマに、
「そうか。それなら思う存分
初めてを楽しんでもらおう。」
エルヴィンは少し笑うと、
エマにスプーンを手渡した。