• テキストサイズ

自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第123章 理性が崩れたとしても





朝方、エマが目を覚ますと、

「あ。エマさん、起きた?」

エレンが小声で声を掛ける。



「……エレン、起きてたんだね。」

エマはエレンの方を向くと、
エレンの髪を優しく撫でた。


「エマさんの寝顔見てた。」

エレンはそう言うと、
エマの頬に手を当てる。




「エマさん、大丈夫?」

「……ん?何が?」

「団長と別れたって聞いたから……」

エレンはエマの頬に手を当てたまま、
少し目を伏せた。


エマは少し笑って、

「ああ。大丈夫だよ。」

と、エレンの目を見つめる。



「色々と心配かけてごめんね。」

「いや、いいよ。
俺に出来ることあったら、何でも言って。」

「……ありがとう。」

エマはそう言うと、目を瞑った。

/ 770ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp