第122章 ●背徳感
それからしばらく沈黙が漂い、
エマは少しの眠気に誘われ、
ゆっくり目を閉じた。
その時。
「エマさん。」
ジャンはエマに呼びかけ、
エマがジャンの方を向いた瞬間
不意にキスをした。
「……ちょ、何してんの!?」
エマは思わず声を上げる。
ジャンは少し笑うと、
「そんな大きい声出したら、
エレンが目ぇ覚ますだろ。」
そう言って、またエマに唇を重ねた。
ジャンは舌を絡めながら、
エマの腰を引き寄せる。
ジャンのキスは次第に激しくなり、
エマの身体を熱くした。
エマが思わず声を漏らすと、
「だから声出したらダメだって。」
ジャンは小声でそう言って、
エマの身体を弄り始めた。