第120章 ●初めての人
「……良かった。
俺相手でも、濡れるんだな。」
ジャンの指は、
エマの下着をなぞる様に這う。
エマはジャンの肩を抱き、小さく喘いだ。
「なぁ、もっと触っていい?」
ジャンはエマの耳元で囁く。
「……ん、触って……?」
エマの気持ちの高ぶりを察し、
ジャンはエマの下着の中に手を入れると
陰部に優しく触れ、徐々に指を入れていく。
エマの荒い息づかいが、
ジャンの耳元にかかった。
「……やばいな、俺、もう出そう。」
「んっ……えっ?
私まだ全然触ってないよ。」
エマは目を丸くして、ジャンの顔を見ると、
「エマさんの顔も声も
いやらしすぎるんだよ……」
そう言ってベルトを緩めた。