第120章 ●初めての人
唇を啄むようなキスから、
徐々に舌を絡めるキスに変化していく
ジャンの巧妙なキスに、
エマは少し息を弾ませながら、
「ジャン、相変わらずキス上手いね。」
と、ジャンに笑いかける。
「恥ずかしくなるから、
そこはもう褒めんなよ……」
ジャンは少し赤くなると、
またエマに唇を重ねた。
次第に激しくなるジャンのキスは、
エマの気持ちを高揚させる。
ジャンは唇を身体に這わせ、
それと同時にエマの服を脱がした。
「エマさん、すごい綺麗だな……」
エマの裸体を見て、
ジャンは思わずそう言うと、
「……まじまじと見ないで。
恥ずかしいから。」
エマはそう言って、
ジャンのシャツのボタンを外し始める。
服を着ている時には想像もつかないような
ジャンの鍛え上げられた肉体に、
エマは優しく口付けし、
ベルトの跡に沿って、
ゆっくりと舌を這わせた。