• テキストサイズ

自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第117章 大切な仲間、大切な想い人



「私はそんなに頼りないか?」


エルヴィンの急な問いかけに、

「……何の話だ。」

と、リヴァイは眉間に皺を寄せる。



「私はもう一年前とは違う。
エマやお前たちのお陰で
ここまで立ち直ることができたんだ。」

「それはエマのお陰であって、俺は何も」
「お前も力になってくれただろう?」

エルヴィンはリヴァイの言葉を遮った。



「私は素直に嬉しかったんだよ。
だが、もうそんな心配はいらない。」

エルヴィンはリヴァイの肩に手を置いた。



「私はお前がエマの為だけを想って、
エマを手放したのかと思っていたが
どうやら勘違いしていたようだな。」



「………勘違いじゃねぇよ。」

「いや。
お前は私のことまで考えていた。
だからこそエマを私に譲ったんだ。」

/ 770ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp