第117章 大切な仲間、大切な想い人
基地に着いたリヴァイは、
真っ先にエルヴィンの部屋へ行く。
そしてドアを勢いよく開けると、
「おい、お前の大事な恋人が泣いていたが?」
そう言って机の前に座るエルヴィンを
睨み付けた。
近くのソファーでは
ハンジが書類を書いていて、
目を丸くしてリヴァイを見る。
「何の話だ?」
エルヴィンは書類を捲る手を止めずに
問いかけた。
「なんだ?喧嘩でもしたのか?」
リヴァイはそう言って机に近付くと、
「リヴァイ。何かの間違いだろう。
私にもう恋人はいない。」
エルヴィンは平然と答えた。