第113章 律儀な謝罪と憂い事
だが、次の瞬間、
「お前、どんだけ律儀なんだよ……」
リヴァイは肩を震わせて笑い出した。
「……リヴァイさん?」
エマは訝しげな表情で
リヴァイの顔を覗き込む。
「何決意表明してんだ?
もっと強く拒否しろよ……」
思わず突っ込みを入れるリヴァイに、
「でもリヴァイさんが責任取れって
言ったんじゃないですか。」
と、エマはふて腐れたように言った。
「だからって簡単に身体を許すな。」
「別に誰にでも許すわけじゃないです。」
エマは強くそう言いきったところで、
リヴァイから目を逸らす。