• テキストサイズ

自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第113章 律儀な謝罪と憂い事



だが、
無防備に小さく寝息を立て始めるエマを見て、
リヴァイは少し笑い、
エマからゆっくり手を離すと立ち上がる。



そして、ドアノブを握ったその時、

「リヴァイさんは、
本当にこれでいいんですか?」

ハッキリした声で、エマは問いかけた。



リヴァイはドアノブを握ったまま、
その場に立ちすくんだ。



「リヴァイさんは、
本当に後悔しないんですか?」


エマはリヴァイに問い続ける。


「……リヴァイさんは、今、幸せですか……?」


そう問いかけられて、思わず振り向いた。



エマは小さく寝息を立てて眠っている。




「でけぇ独り言、言ってんじゃねぇよ。
びっくりしたじゃねぇか……」

リヴァイはそう言って
ため息を隠すように笑うと、ドアを開けた。


/ 770ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp