第105章 勉強熱心
「……急にどうしました?」
エマは首元に回された腕に触れた。
「勉強熱心な君に感心してるんだよ。」
「団長にそう言ってもらえると、
頑張った甲斐があったなぁ、と思います。」
エマはそう言って嬉しそうに笑う。
「君が恋人になる前は、
君から団長と呼ばれると、一気に我に返って
少し寂しくもあったが、
今君にそう呼ばれると、
どうも興奮を覚えるようだ。」
「……え、いきなりいやらしいこと
言わないで下さいよ。」
エマは少し顔をエルヴィンに向けた。
エルヴィンはエマに笑いかけると、
優しく唇を重ね、
唇を徐々に首元に這わしていく。
「ちょっと、エルヴィンさん。
ここで盛るのはやめてください。」
エマは焦ったような声を出すが、
「もう無理だ。止まりそうにない。」
エルヴィンはそう言うと、
エマの耳を後ろから甘噛みする。