• テキストサイズ

自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第96章 反省と自棄と真摯と



「だっておかしいですよね。
いくら喧嘩してたとはいえ、
あんな急にリヴァイさんの態度が
急変するのって。」

「おかしくねぇよ。
俺は元々そういう性格だ。」

「下手な嘘はやめてください。
リヴァイさんの行動は
いつも意外と堅実でしたし、冷静でしたけど。」

「意外と堅実、は、悪口だろうが。」

「なのに、あの時は完全に一方的で
ただ乱暴なだけでしたよね。」

エマはリヴァイの発言を無視し、話す。


「私に対して気に食わないことがあったんなら、
今からでも言って下さい。
できるだけ直すように努力しますから。
じゃないと、これから先も同じことで
苛々させてしまうかも知れませんし。」

「んなもん、ねぇよ。」


リヴァイは再びエマを抱き寄せると、

「あれは俺の問題だ。
お前に非はない。前にも言っただろうが。」

「でも、」
「もういい。詮索するな。」

リヴァイの強い制止を受け、エマは沈黙した。


/ 770ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp