• テキストサイズ

自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第88章 勝負の行方



髭の男は、鼻で笑うと

「へぇ、金はくれるの。」

そう言ってリヴァイの正面に立つ。



「でも俺たち、女も欲しいんだよ。
いいだろ?
ちょっと貸してくれるだけでいいから。」

「無理な提案だな。」

リヴァイがそう言ったその時、
エマは長身の男に手を掴まれた。


「3対1だよ。
勝ち目ないの分かるよね?
それとも、この足場の悪い階段で、
俺たちとタイマン張る?」

長身の男はニヤニヤとリヴァイを見る。


その自信ありげな男の顔に、
自分は背が高いだけではない、
と言いたげな思いすら感じられた。



リヴァイは一瞬俯き、
怒りを落ち着かせるように、ため息を吐くと

「……いいだろう。
全員まとめて相手してやるよ。」

そう言って上着の袖のボタンを外した。

/ 770ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp