第85章 飲み会でプロポーズ
その時、
エレンがエマにいきなり抱きついた。
「エレン?」
エマはそっとエレンの肩に触れる。
「エマさん。好きです。
俺と一緒になってください!」
エレンの一言で部屋が一瞬静まり返る。
が、次の瞬間、
エルヴィンが勢い良く立ち上がった。
「え、エレン、いきなり何?!」
エマは赤面しながら、
ふとエレンの机の前に目をやる。
「エレン……どういうことだ?」
「エルヴィンさん!
ちょ、待ってください!」
エマは今にもエレンに
掴みかかりそうな勢いのエルヴィンを
制止し、机の上を指差した。
「エレン、お酒飲んでます!」
4人は一斉に机に目をやる。
「ただの酔っ払いか。」
リヴァイはそう言うと、小さく息を吐いた。