第85章 飲み会でプロポーズ
「おいお前、
飲みすぎて頭いかれたか?」
リヴァイはエルヴィンの顔を
覗き込んだ。
「なんだ。お前は自信がないのか?」
エルヴィンはそう言うと、小さく笑って見せる。
リヴァイは今にも殴りかかる勢いで、
エルヴィンを睨みつけた。
「なっ、ちょっと、もうこの話やめましょう!
と言うか、比べるもんでもないですし!
ね!ね!」
「いや、いい。ハッキリ言え。」
リヴァイのドスの効いた声に、
エマは思わず背筋を伸ばす。
「そうだな。
この際だからハッキリさせよう。
エマ、遠慮しなくてもいい。」
エルヴィンはエマに微笑みかける。
「い、いや。これって、
被害者私だけじゃないですか?
ちょっと、ジャン!
こんな話聞きたくないでしょ!」
エマは思わずジャンに縋る。
「エマさん、ごめん……
俺、このツートップと
同時に戦う勇気はさすがにない。」
ジャンはスーッとエマから目を逸らした。
「だそうだ。さっさと答えろ。」
リヴァイはエマの目を見入る。
「大丈夫!
どっちとのSEXが気持ち良かったか
教えてくれるだけでいいから!」
ハンジは滾る感情を抑え切れず、
キラキラした目でエマを見つめた。