• テキストサイズ

星空 【鬼滅の刃】

第2章 任務


「ほう。避けるとな。ではこれならどうだろう。」

鬼は星波に刃物を向ける。

「お前がひとつ避ける度にこの娘を刻んでやろう」

チリン

星波を人質に取られた杏寿郎は避けることをやめると、ザシュッと頬や身体に傷ができていく。
為す術もなくやられ続ける杏寿郎。

「無抵抗の人間を切り刻むのは楽しいのぉ」

「んんん…はっ!え、何?離して!」

星波が目を覚ました。

「娘、目を覚ましたか。見てろ。あの男はお前を人質に取られ手も足も出ない。先にあいつを刻んでお前もすぐに喰ってやるからな」

「やめてっ!杏寿郎さん!私のことは気にせず攻撃してください!」

涙を流しながら訴えるが、

チリン

鬼は容赦なく無抵抗の杏寿郎を切りつける。

「やめてやめて!杏寿郎さん!私を信じてください!攻撃してっっ!」

(そうだ星波は強い。信じよう!)

「炎の呼吸壱ノ型 不知火!」

攻撃してくると思っておらず、油断していた鬼が驚き気を抜いたその時、

「星の呼吸参ノ型 天の川!」

星波が流れるような動きで鬼の手から抜け出ると、そのまま鬼の頸を落とした。
/ 542ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp