第2章 任務
部屋に入ると改めて星波の様子を見る。
大丈夫かと声をかけると真っ赤な顔で瞳を潤ませた星波が、はぁはぁと不死川を見つめる。
状況を理解した不死川はぎゅっと星波を抱きしめる。
「ん…しなずがわさ…」
星波が言い切る前に不死川が口付けをする。
口付けは徐々に荒々しく激しくなっていき、星波を押し倒しながら首筋に口付けを落としていく。
「ん…んんっ…」
「多分血気術だろォ。今楽にしてやるからな」
そう言いながら胸を触る不死川。
「ま、待って!」
「なんだァ?初めてか?」
こくこくと頷く。
「前に稽古をした時からお前のことが好きだ。もう誰かのものになっているかと思っていたが…はぁ…クソ…ガラにもねェ…お前がまだ誰のものでもないってわかっただけで、嬉しくてどうにかなりそうだァ。」
意外な告白に驚きふと見上げると、口元を押さえ顔を赤くした不死川と目が合う。
「続けていいか?」
こくんと頷き、ちょっと怖い…と星波が言うと、優しくする…と不死川が言った。