第18章 定期健診
「ささっこちらです!」
ガラッ
部屋の真ん中には、隠の隊服が置かれていた。
杏寿郎が近づき、ぐるりと一回り確認をする。
「うむ!良い出来だ!妙な細工もしていないようだな!」
「もちろんですっ!風柱様の…星波さんのお召し物に細工などしたら、命がいくつあっても足りませんのでっ」
「はは!懸命な判断だ!」
「あのっ、私のって…?」
「あぁすまない!説明がまだだったな!星波には隠として実弥の検査の手伝いをしてもらおうと思ってな!栗花落や神崎とも話は済んでいる!」
「えっ!?私がっ!?」