第17章 友達
他愛のない話をしたり風弥と遊んだりしていると、あっという間に時間が流れていった。
「さ、用も済んだし暗くなる前に帰るぜ」
「そうですね!鱗滝さん、義勇、今日は会えてよかった!元気でね!また遊びに来るねっ」
「あぁ、またいつでも来い」
宇随に送ってもらい自宅に着いた星波は、杏寿郎と実弥に義勇と桜の進展を伝えた。
「展開が早ェ…色恋事に疎そうなのに、人は見かけによらねェなァ」
「判断が早いのはいいことだ!めでたいな!」
「ところで星波、その大きな包みはどうしたァ?」
「これは宇髄さんが買ってくださったんです!」
「宇隨がァ…?」
実弥が包みを不審そうに見つめる。