第17章 友達
「鱗滝さんただいまぁ!」
「星波、おかえり。風弥大きくなったなぁ」
鱗滝が宇隨から風弥を受け取る。
「お土産買ってきたんだ!私お茶入れるね!」
星波がトタトタとお茶を用意しに行く。
「おぉ!ずりばいもできるようになったのか!星波が赤子だった頃を思い出すなぁ」
「星波はどんな子どもだったんですか?」
「星波は大人しい赤子だったが、全集中常中ができるからか身体能力が異様に高くて、動けるようになってからはそれはそれは…おてんばで大変だった」
「鱗滝さんっ!?恥ずかしいよっっ!?」
お茶を持って戻ってきた星波が会話を止める。
「すまんすまん、お茶ありがとう」
「うんっここに置くね」