第17章 友達
全員が帰りしばらくすると義勇がやって来た。
「あれ?義勇?」
「今日は俺が迎えに来た」
義勇は煉獄家に行き、先日星波をつけていた男がいたという報告をしようとしていたらしい。
「俺がすぐ報告していれば…すまない星波」
「ううん!義勇は悪くないよ!それに、この前送ってくれた時にも守ってくれていたってことでしょう?私全然気が付かなくて…私の方こそごめんね、ありがとう。」
「うん。あぁそうだ…」
そう言ってゴソゴソと懐を探した義勇の手には、結婚式の招待状の返信ハガキがあった。
「わ、義勇が一番乗りだよっありがとう!」
無事に帰宅した星波はお礼を言って義勇を見送った。