第15章 誕生日
「星波ィ、俺の押さえてくれェ」
星波は意味を理解して実弥のそれを自身の入口に誘い込む。
先が少し入ると、実弥が星波の腰を引き寄せ一気に繋がった。
「んああぁっ!」
星波を自分の首に掴まらせると、おしりを掴み出し入れを繰り返す実弥。
宙に浮いている不安定感と羞恥心など、いつもと違う刺激に激しく感じてしまう星波。
「ひぁっ、あっ、あぁっ、きもちっ…」
キュウキュウと締め付けてしまう星波。
「うっ…くっ」
夜とはいえ真夏。
汗で張り付く実弥の髪の毛を星波がかき上げると、獲物を捕らえるような視線がぶつかる。
「実弥さんっ…好きっ…好きですっ」
ぎゅうっと実弥の首にしがみつく。
愛おしさと、言い表せない不安が襲いなぜか涙が頬を伝う。
「星波、好きだァ…」
口付けをしながら互いに果てた。