第15章 誕生日
星波はすぐにそれの正体に気づき一瞬戸惑うが、勇気を振り絞ってそれにそっと手を伸ばし指で触れた。
「っな!?星波!?」
「いつも私ばかり気持ちよくしてもらっているので、私も実弥さんを気持ちよくしたいです!…あの、でも触ったことがなくて…初めてなので教えてくださいっっ」
(っ!初めてだとォ!?)
実弥が驚き固まっていると、触れていただけの指で優しく包み込み、
「あの、どうしたら気持ちいいですか…?」
星波が下から覗きこむ。
「本当にいいのかァ?」
「はいっ」
返事を聞くと実弥は星波の手の上から自分の手を重ね、一緒にそっと扱いてみせる。
しばらくすると先から透明な汁が溢れてきた。
「あれ?何か出て…」
「男も気持ちいいと濡れんだよォ。それを指に絡めてさっきみたいにやってくれェ」
実弥が手を離したので星波が汁に触れてみると、ヌルヌルと指に絡みついて扱きやすくなった。
ヌチュ…クチュ…
卑猥な音が響く。
星波が実弥の表情を盗み見ると、少しだけ気持ちよさそうにしていたがまだ全然余裕そうにしている。