第15章 誕生日
「実弥さん…私こんなに幸せな誕生日初めてです!ありがとうございますっ!不死川星波…ふふっ!これからも末永くよろしくお願いします」
「あァ。こちらこそよろしくゥ。ところで星波ィ、宇隨のプレゼントは何だったんだァ?」
「あ、何だったんでしょう?見てみます!」
丁寧にラッピングされた包みを開けていく。
「っっ!?」
星波は慌てて包みを元に戻す。
「…?どうしたァ?」
「い、いえ!特に変わったものではなく、ハンカチでした!」
「そうか…?」
挙動不審な星波を不思議に思ったが、今日は一日慌ただしかったので今にも目がくっつきそうだ。
「寝るかァ」
「はいっ!おやすみなさいっ」
「…不死川星波ィ」
「っっ!?はいっ!」
「いい返事だァ」
満足気に笑う実弥を見て顔がにやける星波。
「ふふふ」
「おやすみィ」