第14章 入籍
(※大正時代にはきっとなかった建物が出てきます)
次の日、宇隨、不死川、星波、風弥で家を出た。
「今日は3箇所回る。まずひとつ目は大聖堂だ!」
「大聖堂?大聖堂ってあのキリスト教の?」
「大聖堂だけど今日行くところはキリスト教は関係ねぇ。無宗教でもステンドグラスが綺麗な大聖堂で挙式をするスタイルが流行ってきてるんだと」
聞き慣れない言葉に目が点になる不死川と星波。
「はいはい。その反応わかってるから実際に連れてきてんだろぉが。よし、もうそろそろ見えてくるぞ」
角を曲がると、とても細工の綺麗な門と、真っ白で大きな大聖堂が見えてきた。
「わぁっっ」
「外国の造りを取り入れているらしい。中も入れるぞ!」
式場の人に案内してもらい次々と説明を受けていく。
「はぁ~!!綺麗でしたねぇ!」
次に着いたホテルには、海の見えるパーティ会場がとても綺麗だった。
最後に行った神社では伝統的な建物と挙式の形式が一番しっくりくる気がした。