第14章 入籍
「宇隨さんは協力してくれるために来てくれたんだし、そんなに責めないであげてくださいっ…」
星波が仲裁する。
「今日はもう日が暮れますし、今夜はこちらにお泊まりになりませんか?」
「千寿郎おぉ!優しいなぁ!」
「星波さんに勝手に触れるのは許しません」
すんっと真顔で牽制をする千寿郎を見て、うんうんと得意げに頷く杏寿郎と不死川。
「おぉ、教育が行き届いてること…そういえばさっきも一緒に木刀持ってたもんなぁ。怖い怖いっ」
「夕食の支度に行ってきます。みなさんごゆっくり」
「あ、私も手伝うよ!」
「いえ、星波さんもゆっくりしててください」
にこっと笑い、千寿郎が部屋を出て行った。