第14章 入籍
午後、星波と風弥が縁側でお昼寝をしていると…
ビュンッ
突風が吹きつけた。
「っ!?」
星波が飛び起きると、そこには宇隨が立っていた。
「よぉ星波!」
「え?う、宇隨さん?」
寝ぼけ半分の星波は状況が理解できずに目をぱちぱちさせている。
「寝てたところ悪いなぁ!おもしろそうな手紙が来たもんだから思わず飛び出してきちまったぜ」
「あ、手紙!え!わざわざ来てくださったんですね!ありがとうございますっ」
「いいってことよ!それより祝言だって?派手を司る祭の神、宇隨天元様に任せろっ!」
「わぁ…頼もしいです!よろしくお願いします!」