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星空 【鬼滅の刃】
第11章 明けた朝
「名は…?」
「…へ?あ…ふ、風弥…です。風と、実弥さんと玄弥くんの弥…」
激しく泣く風弥をゆらゆらと揺らしながら答える星波。
「そうか。」
「ぎゃあぁぁん!ぎゃああああぁん!」
「かしてみろ」
「…!?え、あ、はいっ!」
不死川に風弥を渡す星波。
何かを感じた杏寿郎は、そっと部屋を後にした。
ふわっと慣れた手つきで風弥を包み込む不死川。
不死川がトントンと背中を擦りながら揺らすと、不思議とスウっと泣き止み、風弥はうるんだ瞳で不死川を見つめる。
(わ、泣き止んだ…!?)
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